贈り物のセンス
2006.03.23 23:00 written by ishihara カテゴリ:経営のヒント
年度末も近づき、この時期職場では、退職や異動などをされる方が増えていると思います。そんな際、ありきたりのものではない、気の利いたプレゼントができると素敵ですよね。私も常日頃から、「贈り物」にはちょっとしたこだわりを持っています。相手の喜ぶ顔を想像しながら、何を贈ろうかとあれこれ悩むのは、プレゼントをもらうより数倍楽しかったりします♪
しかし、プレゼントのセンスでは、われわれ日本人より、なんといってもアメリカ人が秀でていますよね。彼らは『サプライズ』をキーワードにプレゼントを選びます。中でも、今年の初めにFRB(連邦準備制度理事会 )議長の任期を終えたグリーンスパン氏の退職記念パーティーで渡されたプレゼントには、さすがの私もうなってしまいました。
グリーンスパン氏へ退職の記念として贈られたのは、愛用の椅子と、地区連銀総裁すべての名前が入った野球のグラブだそうです。 彼はかなりのスポーツ好きだそうなので、このプレゼントには、かなり喜んだことでしょう(~o~)
そのグローブには、スポーツ好きのグリンさんに、「仕事お疲れ様でした。今日からは、お好きなスポーツをいっぱい楽しんでください」なんて、メセージもこもってるんでしょうね(*^^)v長く要職に付かれていた偉大な先輩に対する、敬意あふれる贈り物ですね。
歴代のFRB議長は銀行一筋できた人が多かった中で、彼は経済コンサルタントや大統領経済諮問委員会の議長といったキャリアを持つ異色の存在として活躍されたまさに功労者です。もしあなたの会社の一番の功労者である「創業者」の方が引退されるなんて場面にあなたが居合わせたとしたら・・・・・・果たしてあなたなら何を贈るでしょうか?
人が喜ぶものを贈るセンスもまた、経営のセンスに相通じるものがあるような気がしませんか?