ブログ「石原明の経営のヒント」

ハバネロから学ぶ商品展開術

その辛さは世界一と言われるメキシコ原産の唐辛子「ハバネロ」って知ってますか?スナック菓子として登場し、かなり話題を呼びましたが、その人気は深く進行していたようで、最近では「ハバネロ」を使った外食メニューが次々に登場しています。

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牛丼チェーンの神戸らんぷ亭が、「ハバネロ牛丼」の販売を首都圏の39店舗で始めたり、モスバーガーが「ハバネロフォカッチャ」を、日本ケンタッキー・フライド・チキンが、ハバネロの粉を付けた「レッドホットチキン」をそれぞれ期間限定で販売したりしています。

こうしたメニューは、決して万人ウケというわけにはいかないでしょうが、こういう「とんがった」商品はなかなかおもしろいんです。あなたの周りでも、そういえば、あいつは異常に辛いもの好きだって人いますよね。そういう人がヘビーなリピート客になったら、かなり、おいしい集客になるんです。

日本の人口を1億2千万人として計算すると、もし仮に100人にひとりがその商品をものすごく気に入ったとしたら、それってどのくらいの市場になると思いますか??

・・・なんと120万人もお客さんができることになります。300人にひとりなら40万人、500人にひとりと仮定しても、24万人という数字になるんです(@_@) 300人にひとりって、ほとんど目立たないですが、意外に凄いマーケットですよね(*^^)v

いざ商売というと、できるだけ多くの人に気に入られるような商品展開ばかりを考えがちですが、思いっきりコアなターゲットに向けて商品やサービスを考えてみてはどうでしょうか?
ほぼ同じ値段帯でサービスしている飲食店などのケースでは、こういう商品って、とんがった分だけ話題性もあり、「目玉」にもなるのです(~o~)

経営コンサルタント石原明 公式サイト 石原明.com
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