ブログ「石原明の経営のヒント」

しあわせの赤い風呂敷

街の活性化のアイディアは、いろいろとあるものですが、豊島区と巣鴨・大塚地区の商店街がタックを組んで設立した「豊島にぎわい創出機構」がとってもおもしろい商品を発売しました。その名も『しあわせの赤い風呂敷』。かなりイケてるネーミングです(*^^)v

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この風呂敷は、廃ペットボトルをリサイクルして作ったもので、「使うたびに物の大切さを思い出してもらいたい」という願いも込められているのだとか。

その売り方がまたおもしろくて、同地区の抱える観光名所、おばあちゃんの原宿こと「巣鴨とげぬき地蔵」の商店街等、巣鴨・大塚地区でのみ限定販売するそうです。今後通信販売も行う予定だそうですが、なんでも巣鴨では、健康のために「赤いパンツ」がとっても売れているそうですから、この風呂敷の『しあわせ』『赤』というキーワードが、ターゲットにぴったりですよねぇ。

現在、日本で使用されるレジ袋の枚数は年間約300億枚、国民1人が使用するレジ袋は年間約230枚にのぼるそうですが、日本人の古来の知恵である風呂敷を使うことで、環境問題にも貢献できたら、一石二鳥です。

「環境問題」などは、正面からアプローチすると、堅苦しさが出てしまうので、「しあわせの赤い風呂敷」みたいな、人の心にすっと入って、しかも印象に残る商品などを媒体にすると、自然なアプローチができますしね。

仕掛け方によっては、たった1枚の風呂敷から、かなりおもしろいことができるかもしれません(@^^)/~~~

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