スターバックス成功物語
2006.07.28 14:13 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
先日紹介した将棋の米長さんの本の記事には、かなりの反響がありました(*^^)v というわけで、最近の本ばかりでなく、少し前の本からも、「これは読んでおいた方がいいでしょう!」という名著を、折に触れ、このブログでご紹介していこうと思います。
今回はこの本です。ご存知スターバックスの、まさに成長と成功の記録を綴った貴重な一冊です。
出版社:日経BP社
ハワード シュルツ (著), ドリー・ジョーンズ ヤング (著),
小幡 照雄 (翻訳), 大川 修二 (翻訳)
価格: ¥1,890 (税込)
本書では、わずか5店の小さな会社だったスターバックスが、「崇高な企業理念と社員本位の経営」によって全米有数の企業に成長するまでの戦いが描かれていて、、『この本を読めば企業の組織化が5年は短縮できる!』と思います(*^^)v
中小企業が大企業へと成長していく過程では、昔からの社員を育てていくだけでは、スピード的に無理が生じますから、もっと優秀な企業から、どんどん人が入ってくるような状態を作らないといけないんですね。これって、単にヘッドハンティングで人を集めるのとは、全然違うんです。
ですから、企業理念をきちんと確立することはもちろん、明確に世の中に提示するということがすごく大事で、当時のスターバックスには、その企業理念に惹かれて、一流企業からどんどん優秀な人が集まり、能力を発揮し始めたみたいです。
そういった意味で、『組織化が5年は短縮できる』と言ったんですが、そう考えると、この本から得る知識や経験は、ものすごい“価値”に匹敵しますよね!(^^)!
ところで皆さんは、モノの価値を何で測ってますか?こういう質問をすると、結構「値段」って答える方も多いんじゃないかと思いますし、値段はそういう意味ではモノの良し悪しを決める場合に、大切な基準の役割を果たしてくれるわけです。ところが、同じモノなのに値段が価値を反映していないモノがあるのです。
実は、それの最たるものが本なんですが、本ってほとんど同じ様な値段帯で売られているけれど、価値から言うと何百倍も差があると思いませんか?
ちょっと対談した内容を「あっ!」という間に本にしてしまうこともあるし、人生かけて気付いた事を凝縮してまとめてくれているなんて、本当にありがたい本もあったりしますよね。
そういう意味では、この本は内容から得る価値がとっても高い本だと思います。特に、これから会社を発展させたい!拡大に向けて組織化していきたいって思っている経営者の方には、ドンピシャリ、本当に価値を発生させる本だと思います。
なので、顧問先の会社がある一定の企業レベルを超えたら、「社長この本読んでみますか?」って渡しています。その時の紹介が「この本を読めば組織化が5年は早くなりますよ」なんですが、本書を読んで、その意味が分かった社長さんからは大変に喜ばれる本です。
ちなみに、この本にはちょっとだけ注意事項があります。それは、伝記みたいに書いているので、最初の50ページまでが、とにかくつまらない事です。だいたいの人はココで止めちゃうみたいなんで、買っても読まないで置いとくみたいですね。
努力しない者には幸運は来ない・・・なんてわけではないんですが、その先がいいんですよとアドバイスしています(*^^)v まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてくださいね。
それから、スターバックスは国や地域ごとにサイトを作っているので、デザインの違いを見比べるのも、結構楽しいですよ(^^♪ アメリカはもちろんのこと、ハワイなんかはポップで楽しい感じですし、上海のサイトもあります。日本のサイトの右下のプルダウンメニューから、インターナショナルサイトに行かれますので試してみてください(@^^)/~~~