ブログ「石原明の経営のヒント」

マンゴーは日本の味!?

秋になって、梨、ぶどう、柿など、これからの季節は次々と美味しい果物が売り場に並んできますが、スーパーや百貨店の果物売り場では、今やマンゴーをはじめとする南国産のフルーツがすっかり定番商品となり、逆に売上を引っ張る形になっているのを存知でしょうか?

スイーツブームを背景に、マンゴープリンなどマンゴーを使ったデザートも続々登場し、「マンゴー」は特別なものから、「普通に食べるもの」へと変身を遂げたのです。さらにその価格が下がったことも影響して、家庭の食卓に登場する頻度も増え、食品スーパーなどでは、売り場に欠かせない商品となっているようです。マルエツでは、マンゴーの売上が前年比2倍になったそうですよ!(^^)!

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さらに、マンゴーが先行する形で、輸入果物の需要のすそ野が広がってきています。パパイア、スターフルーツ、ドリアン、チェリモヤ、ドラゴンフルーツ、マンゴスチンと、従来はほとんどなじみがなかったような果物まで並ぶ売り場が増えました。

その輸入量はといえば、05年はハリケーンなどが多く、状況が悪かったにもかかわらず、01年より3.6%増え、マンゴーだけに限ってみれば、01年より36.5%も増えているというのですから、安定した市場が完璧に出来上がったことがわかります。

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この夏も、「マンゴーかき氷」なんていう人気商品が登場し、東京渋谷のカフェ「華々美人(ファーファーメイリン」には、平日で平均200人、週末には500人近くがこれを求めて訪れ、中には休暇を兼ねて北海道から来たお客さんまでいたというのですから、びっくりしてしまいます(@_@;)

どうやらマンゴーは日本人の味覚にも相当マッチするみたいですね。さらに、ビタミンCやベータカロチンも豊富で、美容にもいいみたいです(*^^)v

このように、日本人は自分たちの好みに合えば、普通に受け入れる国民性がありますから、海外からちょっと変わったものを仕入れている方などは、マンゴーの成功事例を参考に、その普及にアイディアを絞ってみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~

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