ブログ「石原明の経営のヒント」

東京タワーの次は“リリメグ”!?

10月25日“リリメグ”がデビューしました(^^♪ リリメグ・・・可愛らしい女性ユニットかと思いきや、なんと、あのリリーフランキー安めぐみのユニットなんです。本の次は、CDでミリオンヒットを狙うつもりでしょうか!(^^)!

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リリーフランキーの長編小説『東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~』が、全国の書店員が「最も売りたい本」に投票して選ぶ「本屋大賞2006」に選ばれたことは以前このブログでも触れましたが、その東京タワーは、現在までに200万部に迫る大ベストセラーになっていて、ドラマ化や映画化も決定しているそうですから、もう、ちょっとした社会現象と言ってもいいかもしれませんね。

ご存知のとおり、ここ数年書籍の売上はあまり芳しくなく、出版業界も売れ線の本を作り、「しかけて売る」みたいな作戦に出ています。ですから、当初、この東京タワーもその手の本かなと思っていたのですが、この作品は自ら編集に携わる雑誌「en-taxi」で、2003年から連載されていたものなんです。

その内容も、彼自身と母親の半生を綴ったもので、誰しもの心の中にある「温かい」部分を刺激し、感動を呼ぶという、奇をてらわず、王道で勝負といった小説です。彼の文章力もかなりのものですし、売れるべくして売れたって感じでしょうか(*^^)v

一方この“リリメグ”も、思いつきの企画モノかと思いきや、結構歴史が古く、約3年続いたJ-WAVEのラジオ番組で、リリーフランキーがぽろんと弾いたギターに合わせてアドリブで歌う彼女の歌がよかったことから、結成されたユニットみたいですよ。

安めぐみは、「結婚したい女性NO.1」にも選ばれる癒し系のタレント。リリーフランキーはこの曲について「すべての人、不安な気持ちを少しでも持っている人に聴いてもらいたい曲です」とコメントしています。

200万部のヒット作という結果を出したことで、今やリリーフランキーの世の中に対する影響力はかなりのものになっていますから、そんな彼に「この曲は癒されますよ」なんて言われると、みんな「そうだねぇ~(*^_^*)」なんて感じになりますよね。

個人も会社も、ある部分で突き抜けた結果を出すと、周りが勝手に言うことを聞いてくれるようになるんです(*^^)v

イラストレーターであり、作家であり、フォトグラファーであり、司会者であり、ミュージシャンであり・・・マルチな才能を発揮し続けるリリーフランキー。そんな彼が結構まじめに音楽活動をするみたいですから、いやでもその展開に注目してしまいます。

今や「苦節○年」「△△一筋」みたいな人間より、彼のようなマルチ型の人が才能を発揮し、結果を出しやすい時代なのでしょうか。もちろん基本的な実力があるのは大前提ですが、いい大人が遊び感覚の軽~い感じでやっている(・・・実はそう見せているだけかもしれませんが)みたいなテイストがヒットを呼ぶのかもしれません。

このリリメグ、どこまでブレイクするか・・・温かく見守りたいと思います(@^^)/~~~

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