ブログ「石原明の経営のヒント」

勝手にニックネーム戦略!?

最近のMacのCM、かなりイケてます(*^^)v マックっていってもハンバーガーショップじゃないですよ、アップルコンピュータの方です(笑)。

まだ見てない方はまずはこのCMをご覧ください!

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どうです?おもしろいでしょ。今のところ、CMは3部作で「Macとパソコン編」「ウィルス編」「iLife編」があるんですが、中でも「Macとパソコン編」はかなりの傑作です(^^♪

みんなから「マック、マック」って呼ばれてることをうらやましく思うパソコン君。「私はビジネスライクな関係ばかりですから・・・」と、ちょっとイジケるパソコン君に、「仕事でのつきあいがメインなら『ワーク』ってのはどうかな」と、ニックネームをつけてあげるMac君。

今までこんな手法ありましたか?ライバルにニックネームをつけちゃう!なんて、かなり斬新です。これって相手にニックネームを付けることで、マックとその他大勢っていう構図を勝手に作ってるんです(*^^)v

IBMもパナソニックもDELLもNECもetc.etc・・・その他ぜ~んぶのパソコンを“ひとくくり”にしちゃってますから、この勝手にニックネーム付けは強烈です。

新しくパソコンを買おうと思ったとき、当然全ての機種を丹念に比較して選ぶわけですけど、仮に今市場にあるPCが30機種だったとすれば、自社が選ばれる確率は、どのメーカーにとっても1/30なはず。しかし、Macの勝手にニックネーム戦略は、この確率を簡単に1/2にしたってことなんです。

さらに、「みんな家で僕をプライベートに使うから親しみやすいのかな」というMac君の台詞からは『仕事専用じゃないコンピュータ』というコンセプトがしっかり伝わり、『ビジネス以外の用途ならこれっきゃ無い!』というブランディングが、さらに加速します。

おまけにウイルスにも強いことを堂々アピール。この3段論法的な勝手な展開はまったくもってセンスがいいです!(^^)!

お客さんに情報を伝える、ユーザーにメッセージを伝えるという面において、ぜひこのセンスを参考にしてみてください(@^^)/~~~

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