勝手にニックネーム戦略!?
2006.11.22 07:55 written by ishihara カテゴリ:トレンドウォッチ
最近のMacのCM、かなりイケてます(*^^)v マックっていってもハンバーガーショップじゃないですよ、アップルコンピュータの方です(笑)。
まだ見てない方は、まずはこのCMをご覧ください!
どうです?おもしろいでしょ。今のところ、CMは3部作で「Macとパソコン編」「ウィルス編」「iLife編」があるんですが、中でも「Macとパソコン編」はかなりの傑作です(^^♪
みんなから「マック、マック」って呼ばれてることをうらやましく思うパソコン君。「私はビジネスライクな関係ばかりですから・・・」と、ちょっとイジケるパソコン君に、「仕事でのつきあいがメインなら『ワーク』ってのはどうかな」と、ニックネームをつけてあげるMac君。
今までこんな手法ありましたか?ライバルにニックネームをつけちゃう!なんて、かなり斬新です。これって相手にニックネームを付けることで、マックとその他大勢っていう構図を勝手に作ってるんです(*^^)v
IBMもパナソニックもDELLもNECもetc.etc・・・その他ぜ~んぶのパソコンを“ひとくくり”にしちゃってますから、この勝手にニックネーム付けは強烈です。
新しくパソコンを買おうと思ったとき、当然全ての機種を丹念に比較して選ぶわけですけど、仮に今市場にあるPCが30機種だったとすれば、自社が選ばれる確率は、どのメーカーにとっても1/30なはず。しかし、Macの勝手にニックネーム戦略は、この確率を簡単に1/2にしたってことなんです。
さらに、「みんな家で僕をプライベートに使うから親しみやすいのかな」というMac君の台詞からは『仕事専用じゃないコンピュータ』というコンセプトがしっかり伝わり、『ビジネス以外の用途ならこれっきゃ無い!』というブランディングが、さらに加速します。
おまけにウイルスにも強いことを堂々アピール。この3段論法的な勝手な展開はまったくもってセンスがいいです!(^^)!
お客さんに情報を伝える、ユーザーにメッセージを伝えるという面において、ぜひこのセンスを参考にしてみてください(@^^)/~~~