ブログ「石原明の経営のヒント」

今年の消費キーワードは『自分超え』

2006年もあと少しで幕を閉じようとしていますが、みなさんにとって今年はどんな一年だったでしょうか?私にとっては、コーポレートサイト『CK PLAT』の立ち上げに始まり、忙しくも充実した年となりました。

年頭に「情報発信の充実」を計画し、このブログを含め、定期的にみなさんに情報をお届けする仕組みも完成しつつあります。来年はさらなるコンテンツの充実を図るつもりですので、どうぞ楽しみにしていてくださいね(*^^)v

と、思わず私の一年を振りかえってしまいましたが、博報堂が発表した今年の消費トレンドリポートによると、今年の消費キーワードは『自分超え』なんだそうです。例えば、「ちょっと賢い自分」とか、「上質な自分」「健康っぽい自分」または、「繋(つな)がっている自分」「キャラのたった自分」など、『なりたい自分』の実現に向けた購買行動が目立つといったことみたいです。

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それを実現するヒット商品には、脳年齢が測定できるゲームソフトや、プレミアムビール、上質感のある軽自動車、Mixiに代表されるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などが挙げられるそうです。

今や、「商品やサービスがいい」のは当たり前とされる世の中ですから、開発力や技術力だけで他社と差別化するということが、かなり難しくなっていると思います。つまり「この商品がどんな風に良いか」を消費者のハートに届くように伝える力が問われているわけで、経営者はますます世の中のトレンドに敏感になる必要があるのです(~o~)

決して「流行を追いかけろ」という意味ではありませんが、時代のムードや消費者心理は、経営者として確実に捉えていく必要があるでしょう。

ちなみに、過去5年間の消費意識を挙げておくと、2001年は守りの『元本保証型』消費、02年が閉塞感から抜け出し始めた『プチ欲』消費、03年は『脱・カネしばり』消費、04年は『自信動力』消費、そして昨年05年が『マインド構造改革』消費、だそうです。なんとなくイメージできるでしょうか?

今年は、「次の時代に向けて自分をもう一度見直し、なりたい自分になる段階」だったとのことですが、果たして来年はどんな年になるでしょうか?これから先を予測することは、経営者の大事な役割ですし、自社の目標や計画を、こうした時代の傾向とすり合わせをするのも、ある意味必要なことかもしれませんね(@^^)/~~~

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