進化系?「恵方巻き」も登場!
2007.02.02 10:23 written by ishihara カテゴリ:発想転換のツボ
明日、2月3日は節分です。最近節分の風習として、「豆まき」以上に定着しつつあるのが『恵方巻き』。その年の吉方を向き、目を閉じて願い事を唱えながら無言で丸かぶりすると福が訪れる…とされる太巻き寿司です。
もともとは関西の慣習でしたから、10年前の関東では、その存在すら、知っている人はほとんどいなかったと思います。しかし、コンビニやスーパーが販売促進に力を入れたり、「こち亀」こと、まんがの「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で紹介されたこともあったりして、今や「恵方巻き」はすっかり全国区の存在になりつつあるのです。
さらに、今年はセブンイレブン・ジャパンがその進化系ともいえる『丸かぶりロールケーキ』を新発売!ココアスポンジを海苔に、ホイップクリームを酢飯に見立てて、フレッシュなイチゴ、キウイ、バナナを巻いているそうです。
この流れはコンビニ業界にとどまらず、和菓子の源吉兆庵は、羊羹や白あんをスポンジケーキと海苔で巻いた「恵方巻き」を、昨年の3倍以上の8千本生産するそうですし、高島屋日本橋店でも、マキシム・ド・パリの「恵方ロール」を限定60個販売するのだとか。
こんな動きを見ていると、本当に日本人は、ひとつの商品から発想をふくらませ、アレンジしていくのが得意だなぁ~、と感心すらしてしまいます。さらに、「季節」や「行事」を重んじる国民性もありますから、一度定着すると、それが文化になっていったりもします。
あなたの業界にも、こんな風に行事や慣習を進化させることで生まれる商品やサービスが、意外とあるかもしれませんね(@^^)/~~~
ちなみに、ことしの「恵方」は北北西だそうです(*^^)v ひとつ縁起をかついでみるとしましょうか。