ブログ「石原明の経営のヒント」

ユニクロ・原宿にTシャツ専門店オープン

ユニクロは、今日28日、Tシャツだけを販売する専門店「UT STORE(ユーティーストア)」を、東京原宿にオープンしました。「未来のTシャツ・コンビニストア」をコンセプトに、飲料ボトルに似せたデザインのプラスチックケースにTシャツを入れ、まるでコンビニの冷蔵庫のような陳列ケースに並べ、Tシャツばかり約500種類を、1枚1,500円前後で販売するそうです。

ストアに先駆けてのオープンした専用サイトも、なかなかインパクトのある作りです。多少目が痛くなることを覚悟して(笑)、下記の画像をクリックしてみてください!(^^)!

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この店舗は、世界に向けて「新しいTシャツカルチャー」を発信すべく始動した、新プロジェクト「UT(ユーティー)」の企画によるもので、クリエーティブ・ディレクターには、佐藤可士和氏を迎え、年間約1,000柄のTシャツを発表していくそうですから、ユニクロも相当力を入れているようです。

常時約500種類ものTシャツが並ぶ店内には、専用の「検索機」も用意されています。色や形、テーマ、キーワードなどから好きなTシャツを探し売り場などを特定できるほか、情報をそのまま印刷することもできるようですから、ちょっとすごいですよね。

発売するTシャツは、米大リーグのチームロゴなどをプリントする「MLB」シリーズや、国内外の企業が持つオリジナルデザインをクリエーターの発想で表現する「企業コラボレーション」シリーズ、手塚治虫キャラクターと野田凪さんら気鋭クリエーターがコラボした「手塚×アーティストコラボT」、公募作品の中から優秀者の作品をTシャツにする「クリエーティブ・アワード」などで、絵本や和柄などのテーマに沿ったTシャツも販売するようです。

柳井正社長も「Tシャツほど可能性のある商品はない。Tシャツは国境を超えられる」などと同事業への熱意を強調していて、昨年11月NYソーホー地区にオープンしたグローバル旗艦店の立ち上げで培ったノウハウを日本に逆輸入するかたちで、「世界一のTシャツメーカー」を目指すそうですよ(^_^)v

この店舗オープンをどう見るかですが、「広告宣伝費」と考えたら、十分納得できる投資だと思います。オープンに当たりどのくらい投資したのかは明らかにされていませんが、各メディアに広告を打つより、話題性のある店舗をオープンすることで、メディア側から取材に来てもらった方が、ずっと効率がいい、ということです。

もちろんこれは、会社規模によってちがう話ですが、経営者としては、こういう視点を常に持っていたいものですね(@^^)/~~~

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