ブログ「石原明の経営のヒント」

前川清の所有馬「コイウタ」がG1初制覇

先日の日曜日、歌手の前川清さんが所有しているコイウタという馬が、東京のG1レースである「ヴィクトリアマイル」を制し、なんと賞金9000万円を獲得したそうです。コイウタは、単勝12番人気の低評価だったにもかかわらず、懸命に粘るアサヒライジングをゴール手前でかわし、1分32秒5の勝ち時計をマークしました。

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前川さんは、生でのレース観戦をやめて、前日からプライベート旅行で北海道に滞在していて、レースは知り合いの牧場でテレビ観戦したみたいですが、愛馬がゴールを駆け抜けるシーンを見て「人生で初めて目がくらんだ。夢かと思った。気がついたら手が痛かった。」と話していました。久しぶりに彼をテレビで見た感じがしました(笑)。

自分の所有する馬が目の前で走るってどんな気持ちかというと・・・まるで自分の子どもが幼稚園の運動会で、初めて走るのを見るようなものなんだそうです。

写真を撮る手が、感動で思わずふるえちゃうような感じ、って言えばわかるでしょうか。そう考えると馬ってかわいいですよね。しかも、3歳位でレースデビューして、活躍するのはたった3~4年。やがてその馬が種馬になったりして、世代交代をしていきます。

つまり、馬は自分が生きている間に、親の役はもちろん、おじいちゃん、ひいおじいちゃんの気持ちまで味わわせてくれるわけです。それにハマると、もう“馬主”をやめられないんでしょうね(*^^)v

世間では、馬主は大金持ちの代名詞のようになっていますが、全国で競馬馬を所有している人は、たった2000人しかいないんです。その2000人の馬主さんの所有する馬が、全国のレースに出ているわけですから、その馬主さんたちは、自然と知り合いになっていくみたいですよ。なんともゴージャスなコミュニティです。

コイウタの場合、所有名義は「前川企画」で、実際は社台ファームの吉田照哉代表との共同所有みたいですが、このところ、ディナーショーの売上げをイベント会社に持ち逃げされたりと、不運が続いていた前川さんにとって、久々のハッピーなニュースとなりました。

そうそう、その売上げを持ち逃げされたディナーショーを、前川さんはノーギャラで、しかも開催費用は彼の事務所が自腹まで切ってファンのために開いたそうですから、めぐり巡って、馬から恩返しされたのかもしれませんね。9000万円の賞金のうち、約3000万円ほどが彼の手に入るそうですよ。

実は、今回の前川さんのコイウタのニュースから、気になっていろいろ情報を集めたら、こんな風に競馬界や馬主の世界のことを知ることが出来ました。普段アンテナ立ててない分野でも、こういうふうに気になった機会にちょっと調べてみるっていいですね。結構、おもしろい発見があるものです(*^^)v

また、こういう知識の積み重ねがあとで結構役にたったするはずです。たとえば新しい、お客様が馬主だったりとか・・・ね。アンテナを張って生活していると、経営のヒントはどこにでもころがっているものですね(@^^)/~~~

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