プロフェッショナルの条件ーいかに成果を上げ、成長するかー
2008.04.11 18:58 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
私は年間にかなりたくさんの本を読みます。もちろん、仕事柄「ビジネス書」を読む機会も多いわけですが、最近の傾向として「軽いタッチ」の書籍が増え、読み応えのあるビジネス書が減ってきているのが残念でなりません(ーー;)
そこで、今回は少し前の本(2000年発行です)になりますが、何度読み返しても、その内容の新鮮さには驚きを隠せない『プロフェッショナルの条件ーいかに成果を上げ成長するかー』という書籍をご紹介したいと思います。世界的にも「経営の神様」的存在で、多くの経営者から尊敬を集める「P・F・ドラッカー」氏の代表作のひとつです。
ドラッカー氏については、以前このブログでもご紹介したことがありますが、氏の著作は膨大な数にのぼります。ベストセラーも数々ありますので、「いったいどんな順番で読破していったらいいのだろう…」と迷っていた方もいると思いますが、そんな方はまず本書から読んでみてください。「ドラッカー入門書」としても最適な1冊です(*^^)v
この本は、「我々が仕事をするなかで、一人ひとりがどう成果を上げ、貢献し、自己実現を図っていくか」ということにポイントを絞ってまとめられているので、「経営の水先案内」としても、とても役立つ内容になっています。「経営者必読の本」と言っても過言ではないでしょう。
また、経営の指南書としてだけでなく、ぜひドラッカー氏の「人物像」にも迫ってみてほしいと思います。「こういう姿勢で生きている人がいるんだなぁ~」ということを知るだけでも、かなり触発されると思いますよ。「個の時代」などと言われて久しいですが、今の世の中、あまりにも「個」に着目する人が多くなり過ぎたせいで、「社会にどう影響を与えるか」を真剣に考える人が減っていると思うのです。
大切な人生のなかで多くの時間を費やす「仕事」の成果が、「個」に向けられたものでしかないのは、ちょっと淋しい気がしませんか? 私自身は、本書を読み返すことで、自社が背負った「社会的使命」みたいなものに改めて気づかされてしまいました(*^_^*)
「日本経営教育研究所」・・・その名の通り、当社は経営に関する日本一の研究機関でありたいと思います。ドラッカー氏に最高の敬意を表しつつ、この春から志も新たに頑張ろうじゃありませんか(@^^)/~~~