フォーカス・リーディング -「1冊10分」のスピードで10倍の効果を出すいいとこどり読書術-
2008.09.10 12:16 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
読書の秋。今月のおすすめ本は、今後のあなたの読書を"ガラッ"と変えてしまうかもしれない1冊です。この本の著者である寺田さんとはもう何年もおつきあいをしていて、私自身も彼の「ビジネス速読術講座」の受講者であることは、以前にこのブログでもお伝えしているとおりです。
私は本が大好きなので、忙しい毎日のなかでも快適に読書ができるようになって、本当にこの「技術」を身に付けてよかったと思っています(*^^)v
今や「速読」はビジネスマンたちにも相当注目されている存在なのですが、興味を持ってチャレンジしてみたものの、なかなか身に付かなかった方も多いと聞いています。
速読は「右脳」を開発することでできるようになると考えている人もいるようですが、仮に高速スキャナーのように、本の内容すべてを画像として脳に取り込んでいけたとしても(脳には「見たもの」すべてが情報として入っているという説もあります)、そのようなやり方では、「本を読んでいる」実感はまるでないものなのです。「わかった実感」がなくては、読書はしだいにつまらなくなってしまいますよね(ーー;)
対して、この寺田さんの速読術は、スピードとしては右脳型ほど速くはならないのですが、実感として「理解」を伴いながら(この理解度もそのうち自分でコントロールできるようになります)、快適に読み進んでいけるような読書術なのです。つまり「左脳型」ともいえる速読の方法で、これは「視野をコントロールすること」、ひと言でいえば「眼」のトレーニングをすることで、ほとんどの人が習得可能な「技術」です(*^^)v
この本では、そのトレーニングの方法も丁寧に解説してくれているのですが、「能力」ではなく「技術」であるからこそ、それを磨き高めることが可能なのです。著者いわく、具合的に磨くべき技術とは、【眼】をコントロールする技術であり、【読みの強さ】(意識する情報の入力レベル)をコントロールする技術であり、何をどう読むかという【フォーカス】を設定する技術なのです。
考えてみれば、私たちは「本をただたくさん読むこと」を目的としているわけではありません。読んだ本の内容を自分のビジネスに活かしたり、自分自身の感性や思考レベルを高めるための"栄養"にしたりすることが、読書の本来の目的だと思います。そう考えた場合、本書はとても信頼のおける内容を教えてくれています。速読に魅力を感じる方は、ぜひ手にとって確かめてみてください(@^^)/~~~