ブログ「石原明の経営のヒント」

統計数字を疑う -なぜ実感とズレるのか?-

経営者たるもの、さまざまな「数字」と向き合う機会が多いものです。特にマーケティングを構築するうえでは、何らかのデータを参考にする必要が出てくる場合も多いので、私は以前から、統計数字の扱い方みたいなものを、わかりやすく解説した本はないものか・・・と探していたのです。

その結果、ようやく出会ったのがこの本です(*^^)v こうした硬めの内容を扱う本は、ある種の読みにくさが伴うものですが、その点、本書はさらっと書かれているので、かなり読みやすい1冊だと思います。

統計数字を疑う -なぜ実感とズレるのか?-

現在、何らかの企画を進めている方にとっては、リサーチ結果をどう読むか・・・という判断に、相当役に立つはずです。この本は、統計の元データや基準が、そもそもどうやって決まっているかや、数々の統計データがどう作られているかを"裏側"から教えてくれるからです。

統計数字に限らず、経営者が簡単に何でも鵜呑みにすると、いつのまにか会社が大変なことになっていたりするものです(ーー;) ものごとは、裏・表はもちろん、あるときは縦から、あるときは横から、そしてたまには斜めからも眺める必要がある・・・本書はそんなことも教えてくれています。そういった意味では、経営の勉強にもなると思います。

そのほかにも、「男性の平均初婚年齢は29.8歳?」「クールビズの経済効果はどうやって計る?」「交通事故による死亡者が急減している理由は?」など、会話の"ツカミ"としては最適な話題も盛り込まれているので、手元に置いておいて、必要に応じて拾い読みする、という使い方もできると思います。参考にしてください(@^^)/~~~

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