彼の会社診断!? 世相にマッチしたマーケティングを考える
2008.12.22 19:31 written by ishihara カテゴリ:経営のヒント
いよいよ今年も押し迫りましたが、この年末は経営者にとって、いささか不安な経済環境です。もちろん、不安なのは経営者ばかりではないようで、「彼のことは好きだけど・・・勤め先はどんな会社? 倒産なんかしないよね??」と、ちょっと心配する女性たちも増えてきているようです(ーー;)
そんな女性をターゲットに、ニフティでは、会社名を入れるだけで、誰でも簡単に彼の勤め先の診断ができるサービスを始めたのです。その名も『彼の会社診断』。すばらしいネーミングセンスです!
このところの世相を反映してか、彼氏の務め先に対する女性たちの関心も高いようで、事務所でこの話しをしたら、「すぐにやってみます!」と、手を挙げた女性スタッフが居たほどです(笑)。
このサービスには、会社審査の「リスモンG-与信ナビ」を使っているのですが、@ニフティに会員登録すれば、1件630円(税込み)で診断できます。
これまで、会社の与信サービスは、100%ビジネスシーンでしか使われることがなかったはずですが、それを簡易化したサービスを一般ユーザーに波及させ、たとえ金額は小さくても、確実に課金する展開としては、かなり秀逸だと思います。
言うなれば、どうせある「データベース」です。多くの人に活用してもらってこそ、"資産の有効活用"が実現するというものです(*^^)v それを可能にしたのは、『彼の会社診断』というインパクトのあるネーミングですよね。深刻な内容を"かわいく"表現し、確実にマーケットに訴求しています。さらに、一度聞いたら忘れません。
今ある商品やサービスを、「ターゲットを変えて売る」という事例としては、大きなヒントになると思います。また、マーケティングに世相を採り入れるという面からも、ヒントになりそうですね。来年の戦略を考えるうえでも、ぜひ参考にしてください(@^^)/~~~