はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
2009.01.22 11:41 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
今回のおすすめ本は、私の10年来の友人でもある「百式」の田口くんの監訳で、昨年末(2008年12月)に出版された本です(*^^)v ところで『GTD』ってご存じですか? 「Getting Things Done」の略ですが、ひとことで言うなら『より少ない努力でいかに効率的に仕事をするかを追求する方法』ということです。
彼自身も、この『GTD』の手法を使い、思いっきり自分自身の生産性を上げて、個人で上げられる仕事の成果としては、おそらくマックスに近いだろうと思うくらいダイナミックな仕事をしています。田口君がかかわっている『GTD』に関する本もこれで3冊目で、前々作はこのブログでも取り上げました。そこで『GTD』に関する説明をしているので、「GTDって何?」という方は、まずこちらから読んでみてください(*^^)v
この本誕生の経緯については、彼もブログで語っていますが、本書は前作の『ストレスフリーの仕事術』をより掘り下げてわかりやすくした『GTD』の入門書的位置づけになっているので、本気でこの仕事術を実践したいと思う方にとっても、かなり親切な本だと思います。
田口くんに関しては"知る人ぞ知る"存在なので、今さら私が説明するまでもないでしょうが、おそらく日本で最初に『ブログがデータベースである』ということを明確に理解した人じゃないかと思います。
今でこそ、ふつうの人がブログというツールを使いこなす時代になりましたが、彼はブログの前に『百式』というメールマガジンを2000年1月20日から毎日配信していました。雨の日も風の日も、お盆も正月も、一日たりとも休むことなく、『海外のドットコムサイトから得られる発想を毎日ひとつ紹介』し続けていたのです。
なぜ彼がそんなことを思いついたかというと...(これは以前、彼から聞いた話を総合して私が推測していることですが)、彼のお父さんは小さいころから『人に迷惑をかけるな!』と教え、彼が尊敬する大学の恩師は『世の中で誰もやってないことをやれ!』と教え、この2つの教えを着実に実践する方法が『百式』だったんじゃないかと思います。
『百式』とは、文字どおり『物事には百通り(無限)の見方ややり方がある』ということ。彼はそれを毎日ひとつ着実に彼のデータベースにストックしていくのです。この積み重ねは、彼が止めない限りもう誰も抜けませんよね!(^^)!
しかし、田口君も人間。風邪をひくときも調子の悪い日もあるわけですから、1日も休まないってのは、なかなかできることではありません。その乗り越え方がまた彼らしいのですが、『今の自分を助けてくれるのは、過去の調子がよかった自分しかない』って考えているのです。・・・うーん、深いですね(*^^)v
また、毎日続けるなら、自分の好きなことの方がいいとも考えたようで、彼はネットサーフィンならストレスなくできると考えて、この『百式』を立ち上げたんだと思います。調子のいいときにストックした情報があるから、彼は調子の悪い日も休まず配信し続けられるのです。
こんなふうに、彼の聡明さやユニークな発想法からは、われわれも多いに学ぶべき点があると思います。ぜひ参考にしてください(@^^)/~~~