うちの社長は、なぜ「ああ」なのか
2009.02.12 09:05 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
今回のおすすめ本は、昨年末に出した私の新刊です。年末年始にかけてのあまりの忙しさに、みなさんにゆっくり紹介するのを忘れていましたが(ーー;)、じつはこの本、アマゾンのベストセラーランキングのビジネス書「リーダーシップ部門」で、発売以来8週連続第一位を継続中なんです。
サンマーク出版から出た私の本は『社長、「小さい会社」のままじゃダメなんです!』に続き3冊目となるので、"3部作"の完結編のような気持ちで書いたのですが、ありがたいことにアマゾンにはすばらしいレビューもたくさんいただいているので、どうぞ、そちらも参考にしてください。
世間では「新しいタイプのビジネス書」なんて言われてるみたいですが、一見、ストーリー仕立ての軽いタッチの本に見せながら、実は相当考えて作った一冊なんです。ですから、第一印象と違って中身が濃いのが特徴で、この本の価値を本当に知るためには、「何度も読む」ことがポイントです(*^^)v
一度目は、ストーリーの面白さに引き込まれてしまうかもしれませんが、多重構造になっているので、おそらく重ね読みするごとに、違う発見があると思います。そういった意味では、ゲームソフトに似ているかもしれません。何度もやるうちに、そのゲームの世界観に引き込まれてしまうように、最後は「経営の底知れない面白さ」に辿り着くはず・・・そこまで読み込めたら、この本の本当の価値に触れてもらえると思います。
また、本書の編集さんもびっくりしているのですが、普通一般的なビジネス書は読んで、わかって、終わり・・・というものが多いのに対し、この本の読者さんは、「読んだら即行動!」する方が多いのだそうです。
実際、私の顧問先の社長さんも、この本を読んで真っ青な顔になって飛んできた方がいらっしゃいましたが、そのくらい、この本の内容が経営者の感情に訴えてしまうのかもしれません。編集部にもそういう声が多く届いていて、サンマーク側も異例のケースだと驚きを隠せないみたいです。
それはともかく、本書では、みなさんから「こんな手のうちを明かして大丈夫なんですか?」と、ちょっとご心配をいただくくらい、ふだんめったに明かさない、私のコンサルの現場を公開しています。
というのも、そもそもこの本を書こうとした大きなきっかけは、私がいくらコンサルでいいアイディアを出しても、それをちっとも実行してくれない社長さんがいる・・・という現実を打破したかったからなんです。
最初のうちは、「なんでこんないいアイディアを教えてあげているのに、やろうとしないんだろう」と、皆目わからなかったのですが、しだいにそれは「社長の性格」に問題があることがわかってきました(-_-;)
大企業とはちがい、中小企業では「社長の性格」がとても大事なわけですが、まさか面と向かって「社長、性格悪いですよ」とも言えませんから(笑)、苦肉の策として、社長をタイプ分けして、その対応策を紹介する、という構成を練り上げたのです。
ですから勘のいい社長なら、本書の意図を十分読み解いて、「中小企業病」から脱却すべく模索しはじめるのも当然です。この本が、低迷する日本経済に刺激を与える一冊となれば嬉しいと思っていますので、まだお読みになっていない方は、ぜひ読んでみてください(@^^)/~~~
・・・ちなみに、このブログをお読みの著者のみなさま、しばらくは「リーダーシップ部門」の本、書かないでくださいね。30週連続トップになったらどうなっちゃうんだろうと、密かに実験中なんです(笑)。