ブログ「石原明の経営のヒント」

名刺の進化版!? 「POKEN」の持つ可能性

突然ですが、これ何だと思います?

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スイスで開発された新タイプのコミュニケーションツールで、その名も「POKEN(ポーケン)」。手と手をタッチすると、あらかじめ入力しておいた自分の名前やメールアドレス、ブログやホームページのアドレスなどが手軽に交換できる、いわば「デジタル名刺」なのです。携帯ストラップとして使えるようになっていて、価格は2,480円です。

携帯の赤外線通信などより低い周波数を使っているので、手と手をタッチしないと情報交換できないのがミソで、一度に64人まで連続して情報交換が可能だそうですから、パーティーなどの席では結構注目を集めるんじゃないでしょうか。

情報交換後はパソコンのUSBパートに「POKEN」を差し込み、専用サイトに接続することで閲覧と管理ができます。パソコンに特別なソフトをインストールする必要はなく、専用サイトにログインする際にパスワードが必要になるので、万が一本体を落としても、第三者に情報を読み取られる心配はないようです。

こうしたセキュリティの問題さえクリアになれば、ビジネスシーンにも十分対応できるんじゃないでしょうか。今のところ、パンダやキツネ、忍者やおばけなどカラフルでユニークなキャラクターばかりですが、デザイン面でちょっと工夫してもらえば、ビジネスユースも見込めそうな気がします。

異業種交流会などに参加すると、あっと言う間に名刺が山のように集まりますが、正直その整理や管理に手こずっているビジネスマンも多いと思います。その点、デジタル名刺なら、面倒な入力やスキャニングの手間がなくなりますし、この「POKEN」の場合は、自分の登録情報を修正すると、過去に交換した相手の管理サイト上の情報も一気に書き換わるのだそうです。なかなか便利ですよね(*^^)v

商談で初対面同士のビジネスマンが、それぞれの「POKEN」の手を合わせているシーンを想像するとちょっと笑ってしまいますが、結構、場が和んで、商談もうまくいくかもしれません。それはともかく、こんなふうに、「オンラインとオフラインをつなぐ発想」は、これからの商品開発のひとつのキーになると思います。

そうした意味でも、今後この「POKEN」が、日本でどこまでメジャーな存在になれるのか...しばし注目していきましょう。それにしても、工夫しだいで販促のアイディアなどがどんどん出そうな商品ですよね。あなたなら、この「POKEN」をどうやって広めますか? ぜひ楽しみながら考えてみてください(@^^)/~~~

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