ブログ「石原明の経営のヒント」

フレッシュネスバーガー社長の成功するアイデア・ノート

今日は、私の主宰する「高収益トップ3%倶楽部」の2月の東京勉強会にゲストでお招きし、素晴らしい講演をしてくださったフレッシュネスバーガーの栗原社長の本をあらためてご紹介します。

こちらは、ご自身2作目の著書になりますが(前作はこちらです)、すでに3%倶楽部会員のみなさんには「ファックス・エクスプレス」や勉強会でおすすめしているので、「とってもおもしろかったです!」といった感想も多く寄せられています(*^^)v


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じつは、今月(2010年3月)から日本実業出版社の月刊誌「ニュートップL.」で『石原明の勝つビジネスモデル』というコーナーを隔月で連載することになったのですが、このコーナーには、私がかねてから「おもしろいビジネスをしているなぁ~」と感心して見ている魅力的な経営者の方をお招きして「対談」しようと考えているんです。

その第1回目のゲストにお招きしたのが栗原社長なのですが、対談前の昼食から話がすごく盛り上がって、とても楽しい時間になりました。久しぶりに、思いっきり客観的な思考で"引いて"経営している、聡明な経営者に出会ったって感じです(*^_^*)

私の最近のトレンドが、まさにこの「客観的な経営姿勢」なのです!『経営とは自分の思ったとおりに儲けること』だと私はいつも言いますが、この「自分の思ったとおり」という部分を履き違えてしまっている方も多く見受けられます(ーー;) これは、自分の夢や考えを、相手に"アツ苦しく"押し付けることとは全く違いますし、また、努力や根性丸出しの"熱血経営"も、全く時代に合いませんよね。

その点、栗原社長は、理系のご出身でもあるので(なんと!建築工学科卒なんです)、うまくいくしくみを独自に「科学」し、自ら検証していくようなスタンスで経営されているんです。前職のほっかほっか亭時代の数々の経験をもとに、非常にロジカルな思考で、フランチャイズはどうすれば成功するのか、会社経営はどうすればうまくいくかといった理論を構築されています。

こんなふうに紹介すると、とっても"クール"な経営者って感じがしますが、一方では、自分が「ロマン」を感じることには、一直線にのめり込んでしまうストレートなハートの持ち主でもあります。それを自ら『ハート&サイエンス』と名付けて、経営の基盤にしているところもまた、ステキですよね(*^^)v

みなさんご存じのように、折からの消費不況で、外食産業には逆風が吹いています。そんななか、安売りを一切せず、無料券も配らず、みごとに成功をおさめているのがこの栗原社長なんです。そして、この本にはそんな栗原社長が「今の世の中をどう見ているか」がしっかりと書いてあります。先に触れた「客観性」も髄所に垣間見えますので、そんな視点で、ぜひ何度か読み返してみてください。

たとえば・・・

「今、企業に求められているのは、お客様といかに心地よいコミュニケーションを交わすか、ということだ。店内の接客のことだけを言っているのではない。会社という組織自体が、お客様とどのようなコミュニケーション手段を持っているかが重要だという意味である。(中略)

心地よいコミュニケーションが交わせるということは、その企業や店が、お客様にとって心地よいメッセージを表現しているという証拠である。僕は、企業や店側から何をどう発信するかということが、とても大事だと考えている。まさに『表現』で売る時代になっている。」

なんてくだりには、経営的思考がキラリと光っていて、私も多いに共感する部分です。

私が3%倶楽部で教えてきたのも、まさにこういうことで、今や限りなく無料に近づきつつある「情報発信」のインフラを使って、「自社の何をどう表現するか」が問われる時代になっているということです。ちなみに、栗原社長の3%倶楽部での講演の内容は、サイトの「勉強会ダイジェスト」でお読みいただけます。こちらも、合わせてお楽しみください(@^^)/~~~

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