米アマゾンで"ニッポンの味"がプチブーム!?
2010.07.22 15:55 written by ishihara カテゴリ:トレンドウォッチ|経営のヒント
突然ですが、このパッケージに見覚えないですか?
・・・そうです! みなさんご存じ、明治製菓の「きのこの山」です。同社は、平成19年の秋から、それまでの日本語表記による「きのこの山」を『CHOCOROOMS(チョコルームス)』に変え、米国アマゾンで発売したところ、翌年には売上げ倍増! 続く21年には5.5倍の売上げと急拡大を見せているんだそうです(@_@。
「これはイケる!」という感触をつかんだ同社は、今年(22年)4月には姉妹品の「たけのこの里」を『CHOCOCONES(チョココーンズ)』の名称に変えて発売し、これまた注目を集めているみたいです。
これまでアメリカでは、こうしたニッポンの庶民の味は、日本食品店などでしか入手できませんでしたが、米国アマゾンの取扱商品が広がったことで、自宅にいながらワンクリックで購入できるようになり、もっかリピーターが急増中なんだそうです。
日本のお菓子はかなり美味しいですし、細工も細かいので、病みつきになるのもわかりますよね(*^^)v この"ニッポンの味人気"は、お菓子ばかりではありません。キューピーマヨネーズや、ブルドックのとんかつソース、S&Bの粉からしなどの調味料も、ユーザーからの絶大な支持を受けはじめているのです!(^^)!
キューピーマヨネーズに対しては、「こんなにもおいしくなり得るなんて誰が知っていたのか」などという熱いレビューが寄せられ、最高評価の5つ星をつける人も多いようです。海外では健康志向の高まりもあって、相変わらずの日本食ブームが続いていますから、日本の調味料が人気を集めるのもわかりますよね。
それにしても、アマゾンというインフラを上手に使えば、いきなり海外にマーケットが広がってしまうなんて、ありがたい世の中になったものです。お菓子業界に限らず、日本では少子高齢化が進み、マーケットは縮小の一途をたどっているわけですが、こうした事例を見るにつけ、むやみに悲観する必要はないと確信します。
世界広しと言えども、日本食の味つけの絶妙さは他に類を見ません。味ばかりでなく、四季を愛でる感性にしても、モノづくりの器用さにしても、"日本らしさ"がもっと世界から認められてもいいはずなんです。そういう目で自社の仕事を見直すと、「やるべきこと」がわかりますよね。この事例を参考に、楽しみながら考えてみてください(@^^)/~~~