「カップメン」&「カップヌードルごはん」が大人気(^_^)v
2010.10.18 09:53 written by ishihara カテゴリ:おもしろ企業・商品
今回ご紹介するのは、密かな(?)ヒット商品、その名も「カップメン」(*^_^*) 「カップ麺」を食べるときの"待ち時間"のあいだ、必死の形相でめくれやすいフタを押さえてくれる、ちょっとかわいいヤツなんです。
私は最近まで、"彼"の存在知らなかったのですが、昨年(2009年)11月に日本で発売されて以来、なんと17万人(?)以上も売れているといいますから、けっこうな人気ぶりですよね。
デザインを手がけたプロダクトデザイナーの馬渕晃氏いわく、「恋人は何時間でも待てるが、カップ麺のためには3分も待てない。『カップメン』は3分間をいかに楽しく過ごせるかに着目して考案した」のだとか。
お湯を注いだカップ麺のふたを押さえるうちに、徐々に色が変わっていく様を見ていると、妙に癒される人たちも多いようで、カップ麺のために使わないときは、パソコンのモニターなどに置き、仕事の合間の「癒しキャラ」として使っている人もいるようです。
ひとつ840円と聞くと若干高い感じもしますが、ちょっとしたギフトアイテムとしても最適という面もあり、ヒットにつながったんじゃないかと思います。生活の中のごくわずかな「すきま時間」は誰にでもありますから、そのすきま時間に彩りを添えるという発想は、かなりイケてますよね(*^^)v
そういえば、カップ麺で思い出したのですが、8月16日に近畿地区限定で先行発売された「カップヌードルごはん」が、あっと言う間に品切れになったのをご存じでしょうか? 日清食品では「通常の米飯商品の5倍は売れる」と予測し、生産態勢を組んでいたにもかかわらず、予測の倍近くの注文が殺到し、4日後の20日には販売を一時休止したのです。
ようやく9月27日から発売を再開し、今後は販売地区を順次拡大予定だそうですが、「品切れした」というニュースが、かえって人気をあおった感もあり、今年の人気商品ランキングに名を連ねるんじゃないでしょうか。
同社では、「レンジ食品を加速的に浸透させていくには、日清食品にしかできないことをやるべきだ。それは、たくさんの人に慣れ親しまれている『カップヌードル』の味を使うこと」だと考え、開発を進めたそうですが、その昔、カップヌードルを食べた後のスープに、ご飯を入れて食べた経験のある人が、意外と多かったんじゃないかと思います。
若かれし頃の「味の記憶」は、何十年経っても残っているものです。そこにジャストミートしたためのヒットではないかと私は見ているのですが・・・いかがでしょうか? 長引く消費不況のなかでも、こんなふうにヒットしている商品もあります。ぜひ、「売れない理由」ではなく、「売れる理由」を探してみてください(@^^)/~~~