ブログ「石原明の経営のヒント」

社長必読! 会計は使えてナンボ

2011年の"ブログ初め"は、私の顧問先でもある名門税理士事務所の2代目にして、甲南大学の大学院でも人気講師を務める森川優(もりかわ・まさる)先生の処女作のご紹介です。

本のタイトルからもわかるとおり、森川先生の本拠地は大阪です。気質として銭勘定にはとりわけうるさい地域に身を置きながら、一度、森川先生と一緒に税務調査を経験した社長さんからは「この先生は絶対に手放せない!」と無類の信頼を寄せられる、まさに折り紙付きの税理士さんなのです(*^_^*)


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森川先生自身も、ものすごく本がお好きで、好きが高じて「フォトリーディング」という速読の手法を教えるインストラクターの資格まで取ってしまったほど。税理士事務所を継いだころから、税理士や公認会計士の先生方が出す書籍は、できるかぎりチェックしてきたそうです。

しかしながら、会計という分野をわかりやすく説くことははっきり言って難しく、多くの読者がタイトルに釣られて買ってはみたものの、結局最後まで読み通せず、本棚の飾りになっていたりする本が多いことを痛感。なんとか「使える会計」を指南できないかと、試行錯誤を重ねたのがこの本なのです。"遅すぎるデビュー"と言っても過言ではないですね(*^^)v

森川先生いわく、経営者の抱える不安は、次の5つに集約されるそうです。

1)会社は儲かっているか?
2)会社にお金はあるか?
3)借金は返せるか?
4)会社の将来はどうなるのか?
5)税務調査は大丈夫か?

とうです?? "ビクッ"とした社長さんも多いんじゃないでしょうか? 

社長には大きく分けて2種類のタイプがいます。ひとつは、「経営を苦しい」と感じている社長、そしてもうひとつが「経営を楽しい」と感じている社長です。本書は、苦しい経営から楽しい経営へシフトするためのキーポイントを、会計という視点から、みごとに解説しています。

内容的には、会計初歩の指南書といった位置づけではありますが、新年にあたり、今一度経営の基本に立ち戻る意味でも、価値ある一冊だと思います。ぜひ、読んでみてください(@^^)/~~~

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