ご当地コスメが人気!? 「ご当地」は時代のキーワードか
2011.03.03 18:18 written by ishihara カテゴリ:トレンドウォッチ|経営のヒント
私の主宰する「高収益トップ3%倶楽部」の東京勉強会は、毎月1回「東京国際フォーラム」で開催していますが、そこからほど近い場所に、アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」があります。名前のとおり北海道の物産品を専門に扱うお店ですが、百貨店でも「集客に困ったら北海道物産展だ」というジンクスがあるくらい(笑)北海道の物産品は人気がありますから、いつもそれなりに混んでいるお店でした。
しかし、これまでは食料品を目当てに来店していた客層が、このところちょっと変わってきているようなのです。昨年(2010年)8月に同ショップ内に"北海道コスメ"というコーナーを設けたところ、クチコミやネットコミで話題を呼び、コスメ目当てのお客さんも増えているみたいです。
たとえば、道産のサケから抽出した成分やシラカバの樹液を配合した化粧水や乳液、オホーツクは遠軽(えんがる)町の特産品であるハチミツを配合して作っている「ピュアハニー」シリーズのメーク落としなど、女性たちが「ちょっと使ってみたくなる」ような商品が揃っているんです(*^_^*)
こうした流れは全国規模で広がっているようで、岡山県瀬戸内市の特産品であるオリーブを使った保湿ローション、沖縄県うるまし市のパパイアなどから抽出した成分を使ったクレンジングローション、石川県金沢市の酒造りの技を活かし、コメ発酵液を使った「アミノリセ」シリーズなど、今や"ご当地コスメ"はひとつのマーケットとして確立されつつあるのです。
私がいつもお話するように、今後の日本は少子高齢化社会に向かって一直線なわけですから、"マス"を取りに行く発想はそろそろやめたほうがいいように思います。それよりも「ここでしかできない」「ここでしか買えない」「ここでしか味わえない」商品やサービスを提供すべきではないでしょうか?
そう考えていくと、四季折々に表情を変える日本列島には「ステキなご当地」がたくさんあると思います。「ご当地◎◎」として、あなたならどんなビジネスを考えつくでしょうか? そろそろ春がやってきます。人がたくさん動く時期を目前に、寒さで縮こまった脳をストレッチすべく(?)楽しみながらアレコレ発想してみてください(@^^)/~~~