ブログ「石原明の経営のヒント」

30分の朝読書で人生は変わる

今回ご紹介するのは、多彩な才能の持ち主である松山真之介さんの新刊です。松山さんは、まだメルマガ創世期と言われていた時代から、『Webook of the Day』という日刊の書評メルマガを発行されていた方ですが、彼がまだサラリーマンとして某航空会社にお勤めの時代から、メルマガの取り持つご縁で、仲良くさせていただいています(*^_^*)

松山さんは満員電車での通勤地獄から脱出したい一心で、始発電車での通勤を始めたのですが、せっかく座って行けるのだからこの時間を何かに使おうと、かねてから苦手だった「読書」の習慣を身に付けることにチャレンジしたんです。しかし、ただ読むだけじゃもったいないので、電車の中で読んだ本の簡単な感想や得た知識などを、会社に着いたとたんメールに打ち、同僚に配信し始めたんですね。これがまた大好評!で、ここから発展してあの人気メルマガが誕生したというわけです。


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人間はどんな「習慣」を身に付けたかで、人生がほぼ決まってしまうようなところがありますが、松山さんを見ていると「ホントにそうだなぁ~!」と感動さえ覚えます。「早起きして始発で通勤」×「車中で毎日1冊良書を読む」×「なおかつそれをアウトプットする」という、一見誰にでもできそうだけど、じつはこれを「習慣化」できる人はほぼいないだろうという、この素晴らしいサイクルを回し続けたおかげで、ビジネスパーソンとしての実力を、グングン伸ばしていったのです。

社内でも数々のプロジェクトを成功させるリーダーとなったばかりか、海外現地法人の社長まで務めることになります。現在は独立され、ジェイカレッジの校長として「気づきと学びの場」を創出したり、K.I.T.虎ノ門大学院客員教授、東京藝大非常勤講師として、ビジネスアイデア特論や社会事業マネジメント分野にて教鞭をとられているようです。まさに、サラリーマンのサクセスストーリーですよね(*^^)v

松山さんのように、身に付けた習慣をビジネスにまで発展させたれる人はそうはいませんが、その成功の秘訣は『伝える=発信力を持つこと』のスゴさを知っていたからでしょう。正確には発信しながらますますその威力に気づいていったのかもしれませんが、とかくサラリーマン社会に身を置くと、閉じられた組織内での人脈しか持たなくなってしまうのに対し、松山さんの持つコミュニティは、まさにネットを通じてワールドワイドに拡がり続けているわけです。

この積み重ねの大きさは、松山さんが止めない限り、もう誰にも抜けませんよね。良い習慣を身に付け、自分の得意分野、専門分野を持つと、こんな吹き抜けた生き方もできるのです。マンネリ化した日常を打破したい方、いつまで経っても毎日忙しい方、人生このままでいいのかと一抹の不安を感じる方には特に、大きなヒントを与えてくれる一冊となってくれることでしょう。興味のある方は、ぜひ読んでみてください(@^^)/~~~


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