ブログ「石原明の経営のヒント」

この「社則」、効果あり。

前回のブログでご案内した「ポッドキャスト年間100万回ダウンロード記念番組」が、おかげさまで大好評をいただいてます(*^_^*) 今日はいよいよ3部作・最終回のリリース日ですが、その収録の際に安田さんから紹介してもらったのがこの本、自らを"面白法人"と名乗る「株式会社カヤック」代表、柳澤大輔さんの著作です。


syasoku.jpg


「まえがき」には、「法律上では会社もひとりの人であり『法人』と称されるー。(中略)人であれば、さまざまな個性やキャラクターがある。であれば、僕たちがつくる会社はとことんキャラクターにこだわろう。『普通の人』にならないようにしよう」とありますが、同社のキャッチコピーである「面白法人」は、こんな思いから誕生したものなのです。

そして「きっと世の中には大きくなっても個性的なままの会社もあるはず。僕らが知らないだけで、きっと僕らのお手本になるような個性的な『変人』が、いるはず」だと思い、そんな会社を探すことにしたそうです。

こうして、「個性的な会社には、きっとユニークなその会社ならではのルールがあるに違いない!」と『はっけん! 面白制度』という取材企画を始めたそうですが、それをまとめたのがこの本なのです。

本書には「ペットがなくなったら、忌引き休暇」「恋に破れたら、失恋休暇」など、思わず笑ってしまうようなユニークな社則が紹介されています(*^_^*) 私はいつも「企業のブランド化」を教えていますが、社則が世間の注目を集め、それに共感した人が集まると考えると「社則でブランド化」も十分アリだと思います。

社則や表彰制度、人事評価制度などは、どうしても暗く窮屈なイメージが抜けきれず、真面目に考えがちですが、本書の事例にあるようなユニークな発想に触れることで、自社にも違った活路が見い出せるかもしれません。

とかく、社則や制度に一番疎いのが経営者なんです(ー_ー)!! ともすると「社長しかやったことない」なんて方も少なくないので、雇われる側の感情に鈍感だったりもします。

お心当たりのある方は(笑)、ぜひ読んでみてください。「会社のルールや制度は、その個性を表した象徴のようなものであり、そこで働く人から見て、より身近なルールや制度を見つけられたかどうかが肝心だ」という柳澤社長の考えは、かなり参考になると思います。

そうそう、じつは「笑っていいとも!」方式で、次々にポッドキャストの「面白ゲスト」を紹介してもらおうなんて考えたりしています(笑)。今後の展開にもご期待ください(@^^)/~~~

経営コンサルタント石原明 公式サイト 石原明.com
経営次進塾
キクタス