「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
2013.03.21 13:43 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
今回のおすすめ本は、元スターバックスコーヒージャパンCEOの岩田松雄氏のご著書2冊です。じつは先日ご本人とお会いしたのですが、経営や組織に対する考え方、中でもリーダーシップ論がとても似ていて、本当にびっくりしてしまいました(*^_^*)
まず1冊目は『「ついていきたいと」思われるリーダーになる51の考え方』ですが、この本については先月のおすすめ本『のぼうの城』のブログでも、少し触れさせていただいたので、「もう読みました!」という方も多いかもしれませんね。
岩田氏はもともと日産自動車に入社され、その後外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラの役員を経て、ゲーム会社アトラスの代表取締役に就任。三期連続赤字だった企業をみごとに立て直した後、タカラの常務取締役を経てインフォレスト(ザ・ボディショップ)の代表取締役として、107店舗を175店舗にまで拡大し、当時約67億円だった年商を140億円にまで成長させた後、スターバックスジャパンのCEOに就任します。
その後のご活躍ぶりについては、みなさんもメディアを通じてご存じかと思いますが、「100年後も光り輝くブランドになる」という目標を掲げ、業績はまさに右肩上がり。2010年には過去最高売上げである1016億円を達成するのです。まさに"プロ経営者"の鑑(かがみ)といった存在ですよね(*^^)v
顧客のニーズが多様化してしまった現在、顧客に一番近い「現場の人間」の判断が限りなく正しいわけで、だからこそ現場にリーダーシップを持たせなければ、時代のスピードについていけないのです(ー_ー)!! 一昔前は、カリスマ型のリーダーシップやヒエラルキー型の組織がマーケットで勝ち残っていけましたが、今それと同じことをやっていたら・・・恐ろしい結果が待っていることに、経営者は一刻も早く気づくべきなのです!
組織やリーダーシップに関する古い概念を捨て去るために、この『MISSION』も合わせて読んでみてください。冒頭に「本書をスターバックスとザ・ボディショップのお店で働くすべての人に捧げる。」とあるとおり、「何のために働くのか」を世に問うた渾身の一冊です。
現場はもう、指示命令型のリーダーにはついていきたくありません。もしかしたら、上を見て「うっとうしい」と思っているかもしれませんよ。岩田氏の本は、こうした世の中とピントが合っているからこそ、ヒットしているのです。今後の日本を盛り上げていく優秀なみなさんには、ぜひ真剣に読んでみてほしいと思います。そして、よかったら感想も聞かせてくださ~い(@^^)/~~~