ブログ「石原明の経営のヒント」

「半沢直樹」を復習しよう(*^^)v 小説から銀行内部を学ぶ

大人気ドラマが終ってしまい、日曜の夜がちょっと寂しくなってしまった方も多いと思いますが(*^_^*)、今回のおすすめ本は、「半沢直樹」の原作本を使って、あらためて"復讐"じゃなく"復習"しようという提案です(笑)。

ドラマの余韻が覚めないうちに、『オレたちバブル入行組』『オレたち花のバブル組』『ロスジェネの逆襲』の3部作で、銀行との付き合い方をしっかり学んで欲しいと思うのです(*^^)v 銀行とは資本主義社会を発展させるための「インフラ」ですから、経営者が金融機関との付き合い方をわからない限り、ビジネスがうまくいくはずもないからです。


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私はよく「起業」と「経営」はまったく別物であると教えているのですが、モノをつくれるか、上手に売る"才能"があれば、とりあえず創業社長になることはできます。しかし、残念ながら個人の才能は引き継げない・・・事業継承者には「経営者」としてのスキルが必須なのです。才能と違って、「経営」は適切な勉強をすれば、必ずできるようになります。

「損益計算書(P/L)」「貸借対照表(B/S)」「キャッシュフロー計算書」などと聞いただけで頭が痛くなる人もいるかもしれませんが(笑)、会社経営をする上では、必ずや銀行のお世話になる局面が出てくるはずです。


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もちろん小説ですから、内容のすべてが事実ではないですが、著者の池井戸潤氏は、小説家になる前に銀行員の経験もある方なので、これらの作品には、銀行と付き合う上でのヒントが巧みに散りばめられているのです。

会社として次の一手を打つための資金融資を受けたい場合、自社を信用してもらうには、どういう準備をし、どのような姿勢で臨むべきか・・・そんな視点で読んでみると、また違った感動が味わえるはずです。

流行語大賞の呼び声も高い「倍返し」じゃないですが、一度目は純粋に作品を楽しみ、二度目は経営者の視点で勉強のために読んでみると、ひとつの小説を"倍"楽しめると思いますよ(@^^)/~~~

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