ブログ「石原明の経営のヒント」

『疑問論』なぜ今日も会社に向かってしまうのか?

今回は、元ワイキューブ社長の安田佳生氏の新刊をご紹介します。このところ、私のポッドキャストにゲスト出演してくれたりしているのですが、ご存じのように40億円企業の社長から自己破産という、まさに激動の人生を歩まれている方で、彼が今「何を発言するか」は、ビジネス界からも熱い注目を集めているわけです。

そんな中立ち上げた「ぼくら社」という異色の出版社の第一作目として、堂々世に出たのがこの本なのです\(~o~)/

安田さんとはもう10年以上の長い付き合いになるのですが、じつは彼の自己破産など、私はちっとも心配しておらず(笑)、「もしかしたら、安田さんにとっては良かったのかもしれないね」と私が真顔で言ったときには、さすがの彼もビックリしていましたっけ(@_@。


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というのも、私は安田さんと初めてお会いしたときから彼の本質を見抜いていて、「クリエーター気質でありながら、クリエイティブをビジネスに落とし込める天才!」と評しているのですが、私が「良かったかも」と言ったのは、彼のそうした能力を、これまではワイキューブという一社のためにだけ使わなければならない立場だったのが、幸か不幸かその枠が外れたことで、社会全体に向けて、思う存分発揮できるようになったからなんです。

事実、「ぼくら社」の編集長に就任して以来、早くもそのクリエイティビティを思う存分発揮してくれています(*^^)v 彼は「デザイン」で出版界に衝撃を与えたいそうですが、見てください!このポップ(というか、看板?)。狭い書店さんには入れられないのがネックですが(笑)、このインパクトがあれば、思わず本を手に取ってしまいますよね。


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出版不況と言われて久しいですが、今、書籍に潤沢な制作費をかけられる出版社はそうありません。そのせいで、本の装丁も「これだ!」というものが減っているわけですが、その点「ぼくら社」の書籍は、表紙に命をかけてます(笑)。

黄色い表紙にデン!と座っているのはねこの「ニャーチェ」。ぼくら社の居候ねこで推定300歳(ねこ年齢)だそうです。さすがに長く生きているだけあって、このニャーチェが安田さんの文章に絶妙な突っ込みを入れるんです。そんなところも楽しみながら、この本から安田さんの「思考回路」を読み解いてほしいところです。

ちなみに、ぼくら社の第二弾は私の本です(*^_^*) この本についての情報は、私のFacebookでもお届けしていますので、こちらも合わせてお楽しみください(@^^)/~~~

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