日本が世界に"売れる"モノ
2013.11.27 14:43 written by ishihara カテゴリ:経営のヒント
早いもので、今年も師走が近づいてきましたが、そろそろ来年の計画も固まってきた頃でしょうか? じつは、目標や計画を立てる際、自分の「視点」をどこに置くかがとても重要なんです。
たしかに日本はこれから少子高齢化社会に向かいますから、先行き不安な業界もたくさんあるでしょうが、ひとたび"世界"に目を向ければ、マーケットはまだまだ無限にある・・・今日はそんな話題を2つほどお届けしたいと思います(*^^)v
ひとつめは「和食」です。どうやら、和食がユネスコの「世界無形文化遺産」に登録される見込みで、来月(2013年12月)上旬の政府間委員会で正式に決定するようですが、海外の和食店は、この3年で約2倍になったそうですよ(@_@。
農林水産省も、にわかに浮き足立っていて(*^_^*)、今月初旬には「ジャパンフードフェスタ」を開催したり、外国人シェフによる初の日本料理コンベンション「和食ワールドチャレンジ」をしかけたりしています。
とかく海外では「なんちゃって和食」が多いものですが(笑)、せっかくなら外国人シェフにも「本物の和食の技」を競ってほしいということで、世界21の国と地域からエントリーされた106の料理メニューを一次審査し、その中から選ばれた10人が、12月8日に開催される決勝審査で自慢のメニューを披露するそうですから、その前後の報道をちょっと気に留めておいてください。
続く、2つめの話題は「カワイイ」です。9月上旬、原宿竹下通りにオープンした「CUTE CUBE HARAJUKU(キュートキューブ原宿)」は、「カワイイ文化」の発信拠点として世界から注目を集め、連日、外国人観光客でにぎわっているみたいです(*^_^*)
ファッションや雑貨はもちろん、キャンディなどのお菓子や、自分でデコレーションもできるデザートバイキングなど、とにかく「日本のカワイイ」を「これでもかっ!」というくらいぎっしり詰め込んだ商業施設になっていて、店内に設置されたプリントシール機は"無料"で利用でき、そこで撮った写真はすぐさまSNSで発信できるしかけになっているみたいです!(^^)!
日本国内にばかりいると、どうしても視野が狭まってしまいますが、世界の食マーケットは「2020年には倍になる」という調査結果もあるようですし、2020年の東京オリンピック開催が決まったこともあり、日本を訪れる外国人観光客は、政府目標である年間1000万人達成も近いようです。
そうは言っても、世界の主要国が受け入れている観光客数は日本とは比較にならないレベルで、英国は毎年3000万人、米国や中国は6000万人、フランスにいたっては8000万人もの観光客が毎年訪れるそうですから、なにも日本だって1000万人に甘んじてる必要はないわけです。
ぜひ、そんな視点で発想を拡げつつ、来年の目標や計画をじっくり練り上げていきましょう(@^^)/~~~