あの「BRUTUS」が『進撃の巨人』を特集!?
2014.12.25 17:13 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介|トレンドウォッチ
いよいよ年の瀬も押し迫ってきましたが、2014年11月28日(金)から2015年1月25日(日)まで、上野の森美術館で開催されている『進撃の巨人展』が、かなりの話題を呼んでいるようです。来場者の鑑賞環境を考慮し、会期中は[全日・日時指定入場]という異例の体制での開催ですが、この年末年始も、大勢の人が押しかけるのではないでしょうか。
諫山 創(いさやま はじめ)さんのデビュー作となったマンガ『進撃の巨人』は、単行本発行部数も4千万部を超え、その影響力は狭い日本を飛び出して、アジアから欧米へと広がっているようですが、マガジンハウス発行の雑誌「BRUTUS」が、11月15日号でこの『進撃の巨人』を特集していたのが印象的でした(*^_^*)
私が「マガジンハウス」という会社をどう見ているかというと、日本人が世界に出て行っても恥ずかしくないようなレベルの情報を載せた雑誌を発行し続けてくれているありがたい会社で、とりわけアートの世界に対する日本人のレベルを担保してくれている会社のひとつであると評価しているんです。
ですから、同社の代表的な雑誌である「BRUTUS」が特集するということは、この『進撃の巨人』という作品が、すでにマンガのレベルを超え、"芸術の域"に達しているという証拠でもあるわけです(*^^)v
ちなみに、デザインとアートの違いって、何だと思いますか?
・・・私は、「強烈なオリジナリティ」にあると考えています! そういう視点から、この作品を眺めてみると・・・稀に見るオリジナリティの高さを感じませんか? 作品のスケールや世界観はもちろん、絵のタッチやストーリーにも、オリジナリティが溢れていますよね。
これからの時代、マンガに限らず、日本が世界へ出ていって評価を得ていくためには、「オリジナリティ」がキーになってくるはずです。アレンジにかけては定評のある日本ですが(笑)、じつは日本人の魂の底には、他の追随を許さない強烈なオリジナリティがあると私は感じています。
よかったら、この年末年始のお休みを利用して、『進撃の巨人』をチェックしてみてはいかがでしょうか(@^^)/~~~