知的巨人たちの晩年 ~生き方を学ぶ~
2015.03.26 05:53 written by ishihara カテゴリ:おすすめ本の紹介
今回ご紹介するのは、たまたまうちの社員の机の上で見つけた本なのですが(笑)、思わず『知的巨人たちの晩年』というタイトルにフックされ、読んでみたら確かにおもしろいので、かなり古い本(1997年刊)ではありますが、あらためて取り上げてみたいと思います。
と言いつつ、じつは私の主宰する『高収益トップ3%倶楽部』の会員限定でお送りしている今月の「ファックス・エクスプレス」でも既に紹介しているので、amazonのユーズドは、今現在「21,000円」ですから、どうしても読みたい方は図書館などで探されるほうが賢明でしょう(じつは過去にも度々、私が紹介した本が同じような状況になり、なかには一旦絶版した本が復刻したなんて例もあるくらいです)。
本書の著者である稲森和豊氏は、長年、精神科の医師として活躍された人物なのですが、定年退職後の自らの生き方のモデルを探すため、知的業績を残した"巨人"たちの研究に没頭していったようです。それにしても、自分のためによく調べたなぁと感心することしきり! 久しぶりに「私のために書いてくれた一冊」を探し当てた気分です♪
はっきり言って、ある分野でトップに立つと、生き方や考え方のモデルとして参考になる人が周りにはいなくなるわけですが、伊能忠敬、南方熊楠、ダーウィン、ファーブル、カント、豊臣秀吉、チャップリンなど、誰もが知っている人物の晩年の生き方を精神科医として分析しているこの本を読み進むうちに、私との共通項も数々見つかって、思わず「クスッ」としてしまいました(*^_^*)
「やっぱ、そうだよね!」「ここまでやっていいのか!!」などと、一人でブツブツ言いながら読んだわけですが、"知的巨人"と言われる人物は、一般的に見たら「奇怪な言動」をすることも珍しくなく、私自身も、秘書をはじめとしたうちのスタッフたちに、かなり迷惑をかけてるんだろうなぁと気づかせてくれたりもしました(笑)。
というわけで、大いに興味深い一冊ではありますが、決して常識的・道徳的な「良書」としてご紹介しているのではないということを、付け加えておきます(@^^)/~~~