ブログ「石原明の経営のヒント」

新コーナー【FAXエクスプレス】より ~ 羽田空港の情報ユニバーサルデザイン ~

おとといから昨日にかけて、都内は慣れない大雪で大混乱でしたが・・・みなさん、ご無事でしょうか? くれぐれも路地裏を歩くときは、ご注意くださいね!

そんな中、今年最初のブログをお届けしたいと思います。昨年はブログ更新が止まってしまい、一部の方からとても心配されましたが、「リアル」のスピードにWeb更新がついていけない感じの一年を過ごしていました(#^^#)

とは言っても、私にとってのWebは、貴重な「情報のストック場所」なので、今年は志も新たに、私なりのWebの活用法を考えていきたいと思っています。どうぞ楽しくお付き合いください♪

というわけで、この度新たに「FAXエクスプレス」というカテゴリーを追加しました!

私の主宰する『高収益3%倶楽部』の会員のみなさんには、毎月1回月初に「FAXエクスプレス」として、私が最近気になっていることや近況などを綴ったFAXをお送りしているのですが、そのバックナンバーを、このブログにストックしていこうと思いついてしまったわけです(笑)。

世の中には「今どきFAXですか?」なんて言ってる人もいますが、私は「リアル」にモノが届くって、単なる便利さとは違った意味があると考えているんです。ですが、紙はそうそう取っておけませんし、失くしてしまう可能性もありますから、価値ある情報はここにストックし、検索もできるようにと考えたので、お役立ていただけるとうれしいです。


まずは、先月(2017年12月)お送りした内容はこちら>>>
【日本の玄関を起点とした、おもてなしIT】


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今回ご紹介したのは、【羽田空港の情報ユニバーサルデザイン(*1)】です。

2020年の東京オリンピックに向けて、日本を訪れる外国人が増えることはご存じのとおりですが、それに加え日本の少子高齢化が進むことで、「移動時のサポート」が必要な人たちがますます増えていくという現実があります。近年、この問題を「デザイン」というアプロ―チから解決しようという動きが高まっていることにお気づきでしょうか?

情報ユニバーサルデザインは、このような方たちの空港を起点とした移動をサポートすることを目的としているわけですが、羽田空港の利用者に対し、最新の情報技術(ICT)と融合した情報ユニバーサルデザインを実際に利用できる""公開実証実験"が始まっています。

実証内容として、NTTは「かざして案内機能」、出国審査口の混雑計測・予測と動的サインによる「人流誘導」、音声明瞭化技術の「音サイン装置への実装」。パナソニックはロボット電動車いす「WHILL NEXT」による自律走行、LinkRay(*2)技術を用いた訪日外国人向け交通案内を実施しています。

「かざして案内機能」の中には、館内ナビ、飲食店メニューの多言語・多文化対応をしており、昨年(2017年)末には、全レストランのメニューや観光案内ポスターなどに対応したようです。この機能は、アプリをインストールせずに利用できるところが簡単で良いですよね!(^^)!

このように、訪日外国人の玄関口として羽田空港が使いやすくなり、さらにインバウンド利用者に人気がでて、ますます拡大していくかもしれませんね。

今後の展開に注目していくと共に、自社の製品やサービスにも「情報ユニバーサルデザイン」という視点をどう取り入れたらよいか・・・楽しく知恵を絞ってみてください(@^^)/~~~


(*1)ユニバーサルデザインとは       
 障害の有無や年齢、性別、人種などに関わらず、たくさんの人々が利用しやすいように製品やサービス、環境をデザインする考え方。

(*2)LinkRayとは
 ヒカリを使った新しい情報コミュニケーション。スマートフォンのカメラで読み取り、様々な情報の入手を実現するソリューション。

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